【蔵元酒造:吉田酒造有限会社】
永平寺の自然。大地、水、そして風土。
一粒ひとつぶにその全てが凝縮された白龍の米。
雪に蓋をされ深い眠りについた田が春の訪れとともに目を覚まし、
耕され、清冽な水が引かれ、新たな命が植えられる。
白龍の酒造りは、ここから始まる。
目が届くと言う事は、米から作るということ。
手が届くと言う事は、自ら丹精込めて米を育てるということ。
心が届くと言う事は、天候により毎年変わる米の生い立ちを知り、
その繊細な素性を見極め、匠の技でその年の米の持つ素晴らしい個性を最大限に引き出すということ。
それは、土にまみれ、自然と対話してきた者だけに与えられる特権。
米に命のドラマがあるように、酒にも命がある。
命のドラマは営々と繰り返されるが、その表情は毎年違う。
一年一年、唯一無二だ。
そこにこそ、期待と感動がある。
この小さな宝石の様な永平寺の大地の雫をふるさとに、
日本全国に、そして世界の日本酒を愛する人々に届ける。
深い味わいの向こう側に、この命の水を育んだ美しい風土が見えるような盃を重ねる度に、
どうしても一度は訪れたいと思ってもらえるような、米と生きる郷酒蔵こそが、白龍です。
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